夢の新幹線は開通するか??(生きてる間に乗ってみたい!)

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 新幹線。それは夢の乗り物・・・私が生まれた1970年は、高度成長期の真っ只中。
1972年に田中角栄がブチ上げた「日本列島改造論」により、地方も高速交通網を張り巡らす事によって活性化を図る政策公約に国民も大いに賛同し、今日の日本の発展に大いに寄与してきた事はその時期生まれた私にとっても今現在の暮らしを考えると大いに感謝している。その交通網の一つである「新幹線」1964年に東京〜大阪間の開通から数えて56年。路線も今や日本の北から南まで走っている。それでも九州の長崎に住む私にとっては新幹線は夢の乗り物。子供の頃はおろか20歳を超えるまで乗った事は無かった。

 開通から間も無く、田中角栄の地元”新潟”への上越新幹線が開通。その後、角栄さんの弟子である
”小沢一郎”が力を持ち始めた途端、地元岩手に新幹線を開通させた。まさしく新幹線は政治力の象徴であった。合わせて新幹線が開通した県には、大方テレビ局が増え、都会(花の都 大東京)と同じ番組を見る事も出来た。その時当然長崎は新幹線の”し”の字も無かったので、テレビ局は2局しかなく厳選?!された番組が放映されていた。

 そして、生まれてから15年は越えた頃に長崎にも最初の光が見えてきた時期がある。それは長崎の国会議員であった「西岡武夫」が小沢ファミリーの一員となり、大黒柱の一角となったからだ。当然地元長崎の期待が膨らみ新幹線実現構想がチラつき始めたのはこの頃だったと思う。俄然、期待が高まったが、その後親分の小沢が求心力を失っていくと同時に西岡の存在も怪しくなった。結局、新幹線は現実化する事なく”風前の灯火”となった。ただし、この時期直後に長崎でテレビ局が相次いで2局増え、現在4局になって標準的に東京と同じ番組が観れるようになった。(政治的な力が働いたのかは疑問だ)

 その後、暫く長崎県民が新幹線を話題にする事は無かったが、ここ2,3年前から俄かにザワつき始めてきた。
よくよく調べてみると元々、今回開通を予定している「九州新幹線西九州ルート」所謂、「長崎新幹線」の博多から長崎間の整備計画は1973年に決まっていたそうだ・・・半世紀の今まで開通しなかったのも県民からすれば「新幹線なんか来ない!夢や」と思い込んでいた人が大半だったからここ最近まで話題にもならなかったのだろう。それが急に工事が進み出し2022年に暫定開業というから県民も驚きを隠せない。(この記述から2年後)

 ともあれ、時代錯誤的な交通網になりつつもあるが、いざ「新幹線が来るぞっ!」と思いきや、よくよく開通ルートを見ると摩訶不思議??「何だコレ?」博多と繋がっていない!ではないか。どうやって東へ向かうの?というルートだ。

乗り方を列記すると、

  1. 長崎駅発車(新幹線フル規格)
  2. 武雄温泉駅到着・乗換(新幹線フル規格)
  3. 武雄温泉駅発車( 在来線かもめ?)
  4. 鳥栖中央駅到着・乗換( 在来線かもめ?)
  5. 鳥栖中央駅発車( 新幹線フル規格)」
  6. 博多駅到着

鹿児島ルートに比べると博多まで短く新幹線の醍醐味が感じられないのでは・・・

 これ何時間掛かるんだろう?と思うのが率直な感想。現在在来線の特急かもめで約2時間。乗り継ぎなし。
上記だと乗り継ぎのタイミングが合わなければ、恐らく2時間では着かないのでは?何でこんなヘンテコな計画が進んでいるのか。原因は当初の計画の甘さと見直しの無さ。合わせて”SAGA”の性(さが)がややこしくしているのである。

 当初の計画では、長崎新幹線は「スーパー特急方式」で進んでいたが、政治的な絡みから長崎〜武雄間がフル規格にて進む事となった。その後 異なるレール幅を走れるFGT(フリーゲージトレイン)の導入が決定したが技術が確立しておらず結局東海道や山陽と同じくフル規格に落ち着きつつあった。しかし長崎〜博多間にあるSAGA(佐賀)知事が「そもそもフル規格など聞いていない!」など言い出した事で計画が頓挫してしまった。さてまたしても摩訶不思議だ。そもそも当初の計画から半世紀も経ってやっと実限目の前にして何でこんなに揉めてるのか?

 (疑問点)

  1. そもそもスーパー特急は何故生まれなかったか
  2. 何故技術も確立していないFGTになったか
  3. フル規格にする必要性は最初から無かったのか

である。

 最初にきちんとした方針を決めていればこんな事態にならなかったのでは。ごねている佐賀もフル規格にして時間的メリットが無い、財政負担が大きいなど反発もあるが佐賀県知事は何か感違いしている。現在博多までの考えで話しているが、フル規格にすれば、鹿児島ルートの様に山陽新幹線との相互乗り入れが可能となり、大阪まで博多乗り換えなしで行けるのである。佐賀県民も関西へは行きたい筈だ。在来線の有明海方面の存続については、JRが廃止するのであれば県が一部助成しながら民間で運営していくなどすればいい。JRも民間の会社であるから当然採算が取れない路線は、諦めざるを得ない。長崎にも「松浦鉄道」や「島原鉄道」など地元の民間事業者で運営しているところがあるのだから佐賀だけでは無く日本を取り巻くスケールメリットで考えて欲しい。
 又、佐賀県の財政負担がネックなら、佐賀県の支出をゼロにして、国、長崎県、JRだけで財政を組んだらどうか?そこまで佐賀に財政負担を強いる必要性はあるのか?早々に着工し運営した方が少なからず利益に繋がるのではないか?地理的に佐賀は通るが、あくまでも通過点で停車しないという事にはなるが。(支出しない分やむなし)

はたまた地元長崎県知事からは、新幹線の発言が見られない。こういう経過を知らないのか?全くの「洞ヶ峠」を決め込む事なく知らんぷりだ。これでは県民も盛り上がらない。

生まれてから今年で50年。夢のスーパー特急と言われてきた新幹線。着々と架線工事は進んでいるが、夢は実現するのか否か。現在コロナ渦で人々の移動が制限されている為、更に盛り上がりに欠けるが収束後には取り敢えず大阪方面は安くて早い「飛行機」を使うつもりだ。

新幹線は地域をどう変えるのか

櫛引 素夫 古今書院 2020年02月05日頃
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