長崎の憂鬱(福岡の人工島の複合施設に対抗できるか!?)

福岡に複合施設誕生!

 1月29日の西日本新聞の一面で、福岡県福岡市東区の「アイランドシティ」に健康食品通販の「やずやグループ」が大型複合型施設「アイランド アイ」を3月27日に開業する事を発表した。

 施設の目玉としては、”九州最大級の免税店”が出来る事。正しくインバウンド効果に特化した設備だ。それに加えイベントホールやホテルなども設置し、イベントホールでは、我が長崎のハウステンボスの専属歌劇団「歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス」が公演を行う。

長崎生まれの宝塚が観れるのも魅力

 年間来場者数は、300万〜360万人で年100億円の売り上げを目指すとの事。さすが福岡の強固な地盤だけに目標額も大きい!

 このイベントホールとホテルは、今年の秋に開業する予定だが、色々なタイプの会議室と部屋が用意されている。今後、国際会議や展示会なども行「MICE」施設を予定との事。

んー待てよ。「MICE」ってなんか聞いたなあ・・・
そうそう長崎繁栄の起死回生アイテムで昨年「出島メッセ長崎」とネーミングされ現在工事が進むこの施設こそMICEだ。

そもそもMICEとは何か?

 MICEとは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行)、Convention またはConference(大会・学会・国際会議)、Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語で、ビジネストラベルの一つの形態で日本語読みで”マイス”と言われる。
近年、増加傾向にある海外からの訪問者(インバウンド)への対応策として全国各地で施設の建設が進んでいる。日本で国際会議や大規模なイベントを開こうと思っても現在施設が整っていないなどの理由で誘致出来ていない為、この施設を作る事でインバウンド効果を上げ、景気回復を狙う国策を謳ったものである。

何故、長崎にMICEが必要か?

 現在、長崎駅西側の浦上川沿に着々と建設が進んでいるMICE施設。元々はJRの貨物置場だったが、地理的にすり鉢状に山で囲まれた長崎市中心部は、平地が少ない所でありながら、玄関口である長崎駅のその裏側がずっと空き地同然の貨物置場だった事に先ず驚かされる。今まで長崎市としても有効活用は考えていたのだろうが、人口減少著しい長崎にとって中途半端な商業施設などを作っても集客効果が無いという判断か不明だが勿体無いエリアだった。ここに大規模なMICE施設を建設する事でインバウンド効果並びに人口減少に歯止めをかけるべく県民増加を狙って希望の賭けに出たのである。

MICE本当に大丈夫!?

 着々と進む建設工事。連日、建設資材を積んだトレーラーやダンプカーが列を成して現場に向かっている。予定では来年2021年の11月完成を目指している。その翌年には長崎整備新幹線が開業する予定だが、この新幹線事業も佐賀県の猛反対で停滞している。
 長崎市は、MICE施設が完成すると年間来場者数59万人を予想しているが、冒頭に記載した福岡のMICEと比較しても1/5程度。だがこの数字も期待出来ない。
 長崎でも建設が進むMICE事業だが、現在九州圏内でも冒頭の福岡の他に熊本や大分、鹿児島でも建設が予定されている。今や電車で半日圏内にある九州だけでもこれだけのMICEが出来るのだ。
 又、福岡の久留米で先んじて建設された「久留米シティプラザ」は、平日ほとんど人が居ない状況だと聞く。更に、もし今後期待した人達が来た時の駐車場が問題になる。現在平日の長崎駅周辺は特に車が多い訳では無いが、長崎駅に隣接するアミュプラザでバーゲンなどがあると駅周辺は車の渋滞で身動きが取れない状態だ。最近は

久留米シティプラザの様になるのでは?

MICEに期待するもの

 この状況だと九州圏内でカオス化したパイの奪い合いになりかねない。各地の特色を打ち出していかなければ存続が危ぶまれる。わざわざ地方に来てMICEを利用する価値があるか問われる。ハウステンボスの専属歌劇団「歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス」には長崎は声掛けしたのだろうか?公演独占権でも確保しておけばよかった。イベントに関しては女性や子供を主体にしたイベントをたくさん持ってくる事だ。アニメのイベントなどは開催した所は常に大盛況だ。長崎駅もリニューアルすることが決まっているが、他の所と同じ店舗などを並べてはならない。作りっぱなしの施設とならないように波及効果を常に考えて取組んで貰いたい。長崎市民の期待度は大きい!!

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