今月2月7日に長崎歴史文化博物館で開催された「企業が取り組むべきSDGs講座」を受講してきた。大それた言い方になるが、今後世界が取り組むべき方向性を知るという観点からセミナーを受講した。感想としては、このSDGsの取組みが軌道に乗れば企業としても持続可能な経営が可能だろうし、ひいては世界の抱える問題解決の方策にもなるという事が実感出来た。

SDGsって何だろう?
SDGsとは、「SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS」の各頭文字から取ったもので日本語訳にすると「持続可能な開発目標」と訳される。(外務省hp:SDGsとは?より)
SDGsっていつ生まれた?
SDGsは、2015年に行われた国連サミットにおいて採択された成果文書「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における中心的な考えで、世界の貧困をなくし、持続可能な社会の実現を目指した世界共通の17の目標(GOAL)とそれらを達成するために必要な169のターゲット(達成基準)から構成されている。
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期限はあるの?
このSDGsの達成期限は、2030年になる。採択されて15年の期限があったが、ほぼ5年間は世間的にも皆無の状態であった。2020年を迎え残り10年で盛り上げていこうという気運だ。

元々の始まりは何だったの?
1990年代に入ってから”世界の長期的な安定と平和のためには地球環境や貧困問題の解決が不可欠”という認識が広がっていった。そういう中、2000年9月に開催された国連ミレニアムサミットで「国連ミレニアム宣言」が採択される。この宣言と今までの合意を統一して生まれたのがSDGsの前身になる「MDGs」(MILLENNIUM DEVELOPMENT GOALS)(ミレニアム開発目標)だった。
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何でSDGsになったの?
前述したMDGsは、8ゴール、21ターゲットにて2001年から2015年を期限として活動しており、元々国連主導で”開発途上国”を対象にしていた。一定の成果は挙げたものの、達成しない新たな課題も生まれた。そこでSDGsは、政府、国際機関のほかNGOや民間企業、一般の人々などが参加して策定し対象も”先進国を含む全ての国々”となった。
SDGsの理念とは?
「No one will be left behind」つまり「誰も置き去りにしない」という事。持続可能な社会の実現の為に17の目標に向かって取り組むという事だ。
17の目標とは?
SDGsでは、17の目標と169のターゲットによって構成されているが、17の目標については、下記になる。誰でも少なくとも1つは合致するものが出てくる。この17の目標から自分たちが進むべきアイテムをピックアップして取り組むのがベターだ。又、進めていく中で当初ピックアップした目標とは相違する場合は、都度見直して変更も可能。

企業で取り組んでいるCSRとは違うの?
企業における社会貢献活動では、CSR(Corporate Social Responsibility)(企業の社会的責任)という言葉が語り文句的に使われていた。本来の意味合いは、「自社の利益の追求だけでなく、全てのステークホルダー(利害関係者)を視野に地域社会、環境などに配慮した企業活動を行い、より良い社会作りを目指す取組み」という意味だが、実際は自社のイメージアップに特化した取組みに過ぎないものが多いと思われる。
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SDGsを取組んだ効果とは?
SDGsの取組みを発信する事によって、関係先へ周知され、取引先や金融機関などへの信用度が高まる。又、意識が高い人材の確保も出来、新規事業への取組み、リスク管理とともにイノベーションの発掘へも発展し、企業の成長に大いに繋がる事になる。
SDGsで目標となる”ゴール”を決める事で、そこに至る事業展開をどう策定していくかも明確になり、この活動が事業を進めていく中で勝ちの連鎖に繋がり、新たなビジネスチャンスも生まれるという。

中小企業にもメリットあるの?
こういう国連や政府が行なっている事業となると、つい資金力を持った大企業しか参入できないんじゃないかと思われるが、このSDGsこそ下記の3点のように中小企業にマッチした政策になっていると分かる。
- 地域に根ざした事業活動を行なっている
- 地域住民との距離感が近く独自のネットワークを持っている
- 意思決定のスピードが速く、個々のニーズに柔軟に対応できる

進め方はどうしたらいいの?
いざ取り組んでいくには下記の順に進めていくことが肝要だ。
- 経営理念の振り返り(やりたいことを書き出す)
- ビジョンの再構築(17の目標を絞り、今まで取り組んできた事、今後取組みたいことを整理する)
- 戦略の設定(自社の強み、課題を抜き出し、それに対してのアクションを考える。
- 戦術の決定(アクションを実行する日程を決めアクションを起こしていく)
あとはPDCA(P:PLAN-計画、D:DO-実行、C:CHECK-評価、A:ACT-改善)のサイクルを回していきながら、精度を高めていく事が結果に繋がっていく。
SDGsを活かしながらお互いの成長と今後の発展をしていく。今後社会で生きていく為にSDGsは必要な条件となるだろう。
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