最強の城の疑惑

 昨日の1月4日にNHKで「あなたも絶対行きたくなる!日本最強の城」が放送された。ここ最近約4ヶ月ピッチ位で放送されており、前回第四弾であったが今回は、今年大河ドラマとなる「明智光秀スペシャル」としたものだった。

 冒頭に紹介されたのは思わず写真に撮りたくなる「フォトジェニックな城」。光秀にとっては代名詞の一つである「福知山城」が登場。出だしとしては掴みはいい感じたと思ったが、次に出たのは何と「安土城」??。いきなりタックルを受けた様な衝撃があった。・・・
「安土城」に関しては、全く関与していなかった証拠は無いが、通説では、総奉行/丹羽長秀、縄張奉行/羽柴秀吉、大工棟梁には岡部又右衛門と言う中で探っても光秀の名前は出てこない。
 又、運動不足になりがちな冬こそ訪ねたい「アウトドアにオススメの城」として紹介された「岩村城」。言わずと知れた「日本三大山城」の一つである。然し乍らこの名城も光秀との関連性は無し。強いて言えばここに訪れる為の鉄道が「明知鉄道」だったり降車駅近くの「明知城」は、本当に光秀との関連が深い。
又、東の可児駅近くには「明智城」があり、光秀に関連性が深いこの2城(何故アケチが2つあるか?)の存在を出して欲しかった。

 最終的に「最強の城」として選ばれたのは、信長に仕官する前に仕えていた朝倉氏の越前(福井県)「一乗谷朝倉氏遺跡」に落ち着いたが、安土城だったらちょっとこの先のこの番組と大河の行方さえ疑う所だった。・・・逆に放送でも千田先生が解説していたが、「坂本城」こそがクローズアップされて良かったのではと思う。明智光秀にとっての原点の城であり、安土城より先に石垣を用いていたウンチクも含めランクインさせるべき城であったと思う。でなければ「明智光秀スペシャル」の主旨がややズレかけていた。

 歴史は常に変化しており私が30年前に学校で習った歴史は、ほぼ俗説になっている。明智光秀もその頃は反逆者のレッテルを貼られ、日の目を見る事は無かった。そう言う年月を超えて今回クローズアップされようとしている。
日本史最大の疑惑「本能寺の変」。この事変で日本が大きく変わった事はあまり知られていない。

 昨年末、民放で「最強武将総選挙」が有り、1位に「織田信長」が選ばれた。番組上の規定路線ではあったろう。10万人のリサーチ量が適正であったかも分からないが、残虐者と言われながらも1位となった信長は、みんなが好きな武将だろう。しかし「本能寺の変」によって光秀からクーデターを起こされた後、今に続く平和な時代が続いている。事変が起こらなかったら今の日本はどうなっていただろう・・・

「本能寺の変」のキッカケは今だに謎のままだ。しかし、この謎もいずれ解明されるだろう。だが、歴史マニアとしては、解明されない謎がある事もまた楽しい。この時代を変えた明智光秀と言う武将を今年はもっと深掘りして行こうと思う。

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